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結果速報!!IAAFダイアモンドリーグ・パリ大会

こんにちは、ジョーデンです。

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8月も終わりに近づき、

徐々に世界陸上ドーハ大会の

足音が聞こえてきました。

 

今回は、先週末に行われた

IAAFダイアモンドリーグ・パリ大会の結果を

掲載します。

 

見どころは、最後のラストスパートの争いです。

長距離種目では全種目最後まで順位がわからないレースとなりました。

 

 

IAAFダイアモンドリーグ・パリ大会

開催期間:8月24日(土)

開催場所:フランス、パリ

先日パリに3日ほど滞在しましたが、やはりヨーロッパを代表する大都市。

古い街並みと素敵な建造物には目が奪われました。

今回は、そのパリにてダイアモンドリーグが開催されました。

主な長距離種目

男子1500m
男子3000mSC
女子800m

 

そもそもIAAFダイアモンドリーグとは?

世界最高峰の陸上競技大会。

それがIAAFダイアモンドリーグです。

ヨーロッパ各地を中心に年間約14回開催されています。

 

世界陸上で一度は聞いたことのある選手たちが出場し、

毎回レベルの高い戦いが繰り広げられます。

例えば、

100m世界記録保持者のウサイン・ボルト選手

世界陸上、オリンピック長距離二種目連覇のモハメッドファラー選手

走り高跳び世界記録まであと数㎝のムタズ・バーシム選手

 

彼らのようなトップアスリートが出場する大会です。

世界中から有力選手が集まり、

もちろん日本からも今季世界最高記録を記録した戸部直人選手などが参加しています。

 

(最終戦のファイナルについてはこちらを参照してください)

sekainomarason.hatenablog.com

 

結果速報

男子1500m

1位:ムサグラ・ロナルド(ウガンダ)      3:30.58    NR PB

2位:スレイマン・アヤンレ(ジブチ)                      3:30.66    SB

3位:インゲブリツェン・フィリップ(ノルウェー)3:31.06

 

今大会の1500mは、高速レースとなりました。優勝タイムは驚異の3分30秒台。最後のムサグラ選手とスレイマン選手の競り合いは迫力がありました。

レイマン選手は800mと1500mを中心に活躍しており、世界陸上などで表彰台の経験があります。僕も以前から知っている中距離会では有名な選手です。今回のレースでシーズンベストを記録しました。

 

対して、優勝したムサグラ選手のことはあまり知りませんでした。若手の選手かなと思って調べていると、なんと上記のスレイマン選手と同じく26歳。そして、先日紹介したIAAFダイアモンドリーグ・バーミンガム大会の1500mにて優勝。2013年にはウガンダ選手権でも800m・1500m二種目で優勝しています。
sekainomarason.hatenablog.com

今シーズンはすでにダイアモンドリーグ2勝。好調なムサグラ選手は、世界陸上に出場するのでしょうか。楽しみです。

 

男子3000mSC

1位:スフィアン・エルバッカリ(モロッコ)8:06.64

2位:キゲン・ベンジャミン(ケニア)           8:07.09

3位:ギルマ・レメチャ(エチオピア)           8:08.63

 

先日紹介したスフィアン・エルバッカリ選手。

ロッコ出身の彼が、今大会でも活躍しました。 

sekainomarason.hatenablog.com

 

最終コーナーを曲がり、優勝争いはエルバッカリ選手とキゲン選手に絞られます。

 

そして、最後の障害物。

 

着地のところで、キゲン選手が少しバランスを崩します。

 

エルバッカリ選手は安定した着地を見せ、そのままラストスパート。

 

わずか0.5秒の戦いでした。

 

エルバッカリ選手は近年好調でラストスパートではほぼ負けることがありません。間近に迫ったファイナルでの活躍も期待されます。

 

女子800m

1位:グレーン・ハナ(アメリカ)    1:58.33

2位:グール・ナトヤ(ジャマイカ)        1:58.59

3位:ナンヨンド・ウィニーウガンダ) 1:58.83

前回のダイアモンドリーグ・バーミンガム大会でも開催された女子800m。

 

毎回最終100mでのラストスパートでドラマが起きる競技です。

 

今大会の優勝候補はポイントランキング2位のアメリカのロジャース・レイヴィン選手。他にも多くの実力者が集結しました。

 

添付したハイライトの動画をまず見ると、ロジャース選手が600m付近で首位に立っていることがわかります。「このまま行くのか」

 

そう思った瞬間、後続の選手が徐々に彼女に迫ってきます。

 

7人くらいが団子状態に最終コーナーを回り、最後の直線へ。

 

最後はロジャース選手と前方二人の勝負か…

 

そこに後方のグリーン選手が外側から大きく抜き去りゴール。

 

優勝したグリーン選手は自己ベストに迫る1分58秒台を記録。今季800mでは3回目の2分切りを達成しました。

 

広いストライドと、素早い接地。

彼女のランニングフォームはとてもダイナミックで見ごたえがありますね。

 

 

まとめ

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今回は、先週末に開催されたIAAFダイアモンドリーグ・パリ大会の結果を掲載しました。どの種目も最後まで目が離せない、大激闘のレースでした。

 

IAAFダイアモンドリーグについて興味がある方は、他にも関連記事を掲載しているのでぜひご覧ください。

 

今後もファイナルを含め、ダイアモンドリーグを追っていきます。

 

 

ジョーデン

 

参考サイト一覧

IAAF Hanna Greenアスリートプロファイル

IAAF Ronald Musagalaアスリートプロファイル

IAAF Diamond League Paris Programme 2019 & Results

 

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