最後にまさかの結末!!(IAAFダイアモンドリーグファイナル男子800m)
こんにちは、ジョーデンです。
ついにIAAFダイアモンドリーグシリーズの最終戦。
ファイナルが始まりました。
初戦はスイスのチューリッヒ大会。
どの種目もハイレベルな対決が見られました。
今回は、男子800mの結果を掲載します。
IAAFダイアモンドリーグファイナルとは?
世界最高峰の陸上競技大会。
それがIAAFダイアモンドリーグです。
ヨーロッパ各地を中心に年間約14回開催されています。
世界陸上で一度は聞いたことのある選手たちが出場し、
毎回レベルの高い戦いが繰り広げられます。
例えば、
100m世界記録保持者のウサイン・ボルト選手。
世界陸上、オリンピック長距離二種目連覇のモハメッドファラー選手。
走り高跳び世界記録まであと数㎝のムタズ・バーシム選手。
彼らのようなトップアスリートが出場する大会です。
世界中から有力選手が集まり、
もちろん日本からも今季世界最高記録を記録した戸部直人選手などが参加しています。
そして、その最終戦がファイナル。
各大会の順位で与えられるポイントを集計し、
総合ポイント上位の選手だけが出場資格を与えられます。
(詳しくは、過去の記事をご覧ください)
ファイナル・チューリッヒ大会
開催期間:8月29日(木)
開催場所:スイス・チューリッヒ
主な中長距離種目:男子800m,男子5000m,女子1500m,女子3000mSC
波乱の結末!!男子800m
出場選手
今大会の男子800m。
まずは、出場選手を紹介します。
レーン1:トゥカ・アメル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
前半抑えて、後半のロングスパートで勝負します。
レーン2:ブラジエール・ドナヴァン(アメリカ)
ナイキ・オレゴンプロジェクトに所属する選手です。
今年の全米選手権にて優勝した勝負強さが特徴です。
レーン3:マクブライド・ブランデン(カナダ)
カナダの選手権にて四連覇中の選手です。
先週のダイアモンドリーグパリ大会で優勝し、勢いがある選手です。
レーン4-1:マルフィ・クレイトン(アメリカ)
リオデジャネイロオリンピックにて銅メダルを獲得。
現在オレゴンプロジェクトに所属しています。
レーン4-2:キニャマル・ウィクリフ(ケニア)
今季ダイアモンドリーグ優勝経験あり。
また、シーズンベストも1分43秒台と好調の選手です。
レーン5:アモス・ナイジェル(ボツアナ)
世界歴代2位の記録を持ち、
今季はダイアモンドリーグ3勝。
今大会の大本命の選手と言って良いでしょう。
レーン6:ロティッチ・チェルイヨット(ケニア)
自己記録は1分42秒54.
今季ダイアモンドリーグで一勝しています。
レーン7:コリール・キプクルイ(ケニア)
ラストスパートがとにかく印象的な選手です。
以前このブログでも紹介しましたが、去年一年間はほぼ負けなしの活躍でした。
レーン8:アブダ・ハラン(アメリカ)*ペースメーカー
自己ベストは1分45秒のハラン選手。
今大会ではペースメーカーとしての出場です。
レース動画
感想
アモス選手が最初の400mをまさかの48秒台での通過。
これは、世界記録が出るのでは?と僕は息を飲みました。
600mの通過も1分14秒。ほとんどペースが落ちていません。
このまま残りの200mを26秒で走ると、世界記録達成です。
しかしラスト200mでドラマが起きました。
アモス選手のスピードが徐々に落ち、後方で息をひそめていたブレイザー選手が追ってきます。最後は、外側から一気に抜き優勝。
IAAFのデータを見ると、700m通過時点での二人の差はなんと2秒!
アモス選手が1分28秒。
ブレイザー選手が1分30秒。
ここからラスト100mでブレイザー選手がその差を覆しました。
レース動画のタイトルを見ると、「Classic Ending in men's 800m」と書いてあります。
日本語に訳すと、「男子800mの典型的な結末」でしょうか。
アモス選手の今季の積極的なレース展開は僕はとても大好きです。それと同時に、後半抜き去ったブレイザー選手の勝負強さにも惹かれました。
まとめ
今回は、IAAFダイアモンドリーグファイナル・チューリッヒ大会の男子800mについて掲載しました。
一瞬たりとも目が離せない展開。
800mという競技は見る側にとって、とてもワクワクする種目ですね。
次回も同じくチューリッヒ大会の記事を載せようと思います。
お楽しみに。
ジョーデン
参考サイト一覧
IAAF Diamond League Zurich Resultate 2019
↓ブログ村のランキングに参加しています