プロランナーがお金を稼ぐ3つの方法【世界陸上800m銀メダリストが語る!!】
こんにちは、ジョーデンです。
今回は、タイトルの通り、
「プロランナーがどのようにお金を稼ぐのか?」
というお題について書いていきます。
このブログでは、約3年前からRunGumCEO兼Youtuberとして活躍されている
元世界陸上銀メダリストのニック・シモンズ選手の動画を参考にしました。
プロランナーがお金を稼ぐ方法
1.シューズ契約
まず初めに、スポーツブランドとのシューズ契約です。
「この選手が履いている靴を私も履いてみたい」
このような衝動に一度は駆られたことがありませんか?
有名な選手が特定のスポーツブランドのシューズを履く。
ブランドにとっては、計り知れないマーケティング効果を得ることができます。
シモンズ選手は動画で、
・彼がどのようなシューズ契約を結んでいたのか、
・ボーナスや昇進、逆に契約打ち切りなどはあるのか、
ということを話しています。
要約すると、
・彼が大学在学時に初めて結んだ契約は、とても小規模な契約だった。基本的なシューズ、ウェア、少額の遠征費、十分な生活費(アルバイトをしなくてよいくらい)が会社から与えられた。
・シューズ契約は成果主義のため、年に設定された回数レースに参加しなくてはならない、全米3位以内に入らなくてはいけない、世界ランキング3位以内に入らなくてはいけない、などと細かい条件が交わされる。それらをクリアできないと、契約が解消されたり条件が悪くなってしまう。
・逆に、良い成績を残すとボーナスがもらえる。そのため、シューズ契約を結ぶ際にはとてもプレッシャーを感じる。
・NDA(Non-Disclosure Agreement)によって、契約選手は詳細な契約情報を外部に漏らしてはいけないという決まりがある。シモンズ選手もこの動画では、あくまで一般的な話として語っている。
2.レース賞金
レース賞金。
日本ではあまり馴染みが無いかもしれませんが、欧米では多くの賞金レースが開催され、選手たちは多額の賞金を受け取っています。
ちなみに、日本で開かれる大規模な長距離の大会といえば東京マラソンですが…
その優勝賞金は約1000万円です。
僕はアメリカで地元の数百人規模のレースに参加したことがありますが、そのような小規模のレースでも上位入賞者には賞金が与えられていました。
シモンズ選手によると、
・IAAFダイアモンドリーグなど賞金総額の多い大会に出て優勝すると、たくさんお金がもらえる。しかし、レベルが高いのでやはり優勝することは難しい。
・彼自身は、シーズン中ヨーロッパに遠征し、そこでさまざまな国の賞金レースに参加した。大体優勝賞金数十万円のレースにたびたび参加し、飛行機代・宿泊代・食事代などを賄っていた。レースと一緒に旅行もできるので、ある意味「億万長者」になったような気分だった。
3.招待選手
とくにマラソンの大会などでよく聞かれる招待選手。
もちろんトラックレースにも同じく選手を招待するというシステムがあります。
大まかにこのシステムを説明すると、
大会運営「チケットの売り上げを伸ばしたいなー」
大会運営「そうだ、有名選手を招待しよう。」
大会運営「もしレースに出場してくれたら10万円あげるよ」
選手「了解しました」
という流れです。
選手は、そのレースを走るだけで、招待選手として報酬を受け取ることができます。
たとえ、レースでビリになってしまっても…
シモンズ選手は次のように言います。
・有名選手になればなるほど、招待選手としての報酬が上がる。例えば、ウサイン・ボルト選手などはレースに出場するだけで数千万円の報酬が発生すると言われている。
・大会運営側はより有名な選手。より結果を残した選手を欲しがる。世界大会で表彰台に上がることはすなわち、招待選手としての価値も上がるという事。
・彼自身が招待選手として報酬を受け取り始めたのは、全米2連覇、オリンピック出場、世界陸上ファイナリストとして名が広まった時。この時の報酬はレースあたり約5万円から10万円ほど。少ない時は、2万円。
・世界陸上で銀メダルを獲得した後、すべてが変わった。報酬は50万円から80万円ほどに増え、多い時は100万円ほど受け取った。
まとめ
今回は、シモンズ選手の動画をもとに、どのようにプロランナーがお金を稼ぐのかを考えてみました。彼の動画はとても参考になります。
ちなみに、シモンズ選手は現役を引退してからRunGumという会社を自ら立ち上げ、現在はCEOとして活躍中です。
彼のYoutubeチャンネルは僕もこれから追っていこうと思います。
ぜひ、お楽しみに。
ジョーデン
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